ピコグリル398 レビュー|風防は必要?気になった点とおすすめポイント

ピコグリル398で焚き火
キャンプギア

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キャンパーとしても有名なお笑い芸人のヒロシさんがYouTubeのキャンプ動画で使ったことから人気が出た焚き火台の『ピコグリル』ですが、名前を聞いたことがある方も多いハズです。

一時期は、その人気から品薄になり価格が高騰したこともあって入手が困難でした。

しかしながら最近ではAmazonや楽天などでも正規品が定価で購入できるようになり、キャンプ場でピコグリルを使っている方をよく見かけるようになりました。

今もなお人気の高いピコグリルですが、自分も使ってみたいと購入を検討されているキャンパーさんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に今回はピコグリルの中でも特に人気がある『ピコグリル398』について、おすすめする5つのポイントと実際にキャンプで使って気になった4つの点について紹介します。

この記事を最後まで読んでいただければ

  • ピコグリル398の魅力がわかる
  • ピコグリル398の欠点がわかる
  • ピコグリル398を買うべきか判断できる

状態になっていると思います。

結論から言ってしまうと、気になった点を踏まえても買って正解焚き火台です。

  • 軽量でコンパクトな持ち運びがしやすい焚き火台が欲しい
  • 焚き火をしながら調理も楽しめる焚き火台が欲しい
  • 片付けが手軽でメンテナンスしやすくい焚き火台を探している

そんな要望を満たしてくれる魅力的な焚き火台ピコグリル398になります。

実際にキャンプでピコグリル398を使うようになって、焚き火の時間がさらに楽しくなりました!

キャンプの満足度がさらに高まるアイテムなので、是非この機会に購入してみてはいかがでしょうか?

購入にあたり、もう少しピコグリルの魅力や欠点など確認したい方は、続きをお読みください。

ピコグリルとは

そもそも『ピコグリル』とは、スイスのSTC社がハイカー向けに開発した超軽量でコンパクトな組み立て式焚き火台で、シンプルな構造が大きな特徴です。

ピコグリルのラインナップは全部で5種類(2024年3月現在)あります。

それぞれの商品名には「数字」が入っていてサイズとデザインの違いを表しており、数字が大きいほど焚き火台のサイズが大きくなります。

ピコグリルのラインナップ
出典:STC

ちなみに商品名の数字は、焚き火台の重量をグラムで表しています。
※最初に開発したときの重量で、現在は改良を加えたことにより重さが若干異なります。

それでは、焚き火台ピコグリル398について、おすすめする5つのポイントと実際に使って気になった4つの点について紹介します。

ピコグリル398をおすすめする5つのポイント

ピコグリル398の画像
出典 : WANDERLUST EQUIPMENT

ピコグリル398の基本スペックです。

Picogrill398 Spec
  • 使用時のサイズ:約385mm×260mm×260mm
  • 収納時のサイズ:約335mm×230mm×20mm
  • 重量(収納ケース・スピット2本込み):約500グラム
    ※ショップによりスピット(串)は別売りの場合があります。
  • 素材:ステンレス

火床となるステンレス素材の板2枚と土台になるフレームを組み合わせただけのシンプルで独特な構造をしています。

シンプルかつ美しいデザインも魅力ですよね!

特徴的な形をしたピコグリル398が何故おすすめなのか、以下の5つのポイントに分けて紹介します。

  1. 軽量でコンパクト!持ち運びが便利
  2. 組み立てが簡単!
  3. 大きな薪が載せられる!
  4. 焚き火で調理ができる!
  5. 片付けとメンテナンスが手軽!

ピコグリル398の魅力がご理解いただけると思います。

おすすめポイント1:軽量でコンパクト!持ち運びが便利

ピコグリル398の収納
出典 : Pikari

ピコグリル398は、とにかく軽量でケースに収納したときの薄さが魅力!

ステンレス素材の本体は重さが約370gと軽量で、付属する専用の収納ケースと調理のときに五徳として使えるスピット2本を含めても総重量が約500gなんです。
 ※ショップによりスピットは別売りの場合があります。

しかも全てのパーツがフラットに折りたたむことができ、専用の収納ケースに入れたときの厚みは2cm以下大きさはA4サイズくらいになり、バックパックに入れて持ち運ぶことも容易です。

ソロキャンプやバイクでのツーリングキャンプなど装備を軽くしたい方には特におすすめです!

おすすめポイント2:組み立てが簡単!

ピコグリル398は、説明書を見なくても簡単に組み立てられます。

①まずは、土台となるフレームを広げて形を整えます。

ピコグリル398組み立て1
出典 : Pikari

②次に火床となる2枚のプレートが二つ折りになっているので広げます。

ピコグリル398組み立て2
出典 : Pikari

③最後は、土台となるフレームに広げたプレートをはめ込めば完成です。

ピコグリル398組み立て3
出典 : Pikari

手間なく、一瞬で組み立てられます。

キャンプ場ではテントを立てたりと色々な作業で時間が取られるから、組み立てが簡単ピコグリル時短にもなって良いですね♪

おすすめポイント3:大きな薪が載せられる!

薪を載せたピコグリル398

ピコグリル398は、薪を載せる火床の横幅が約385mmあります。

そのため、ホームセンターやキャンプ場で販売している薪(400mm前後)をそのまま載せることができます。

焚き火台に合わせて薪をカットしなくて良い点も魅力です!

また、ピコグリル398の耐荷重量は公表されてませんが、実際に使ってみると大きな薪を4本くらい載せても全然問題なかったです。

しかもステンレス素材の火床がV字に窪んでいるので、薪を横に載せると中央に空気の通り道ができるらしく、燃焼効率も抜群で薪がガンガン燃えてくれます

特に暗くなると大きな炎の揺らぎが幻想的で、それを見ながらキャンプを楽しみたい方には最高ですよね~♪

おすすめポイント4:焚き火で調理ができる!

ピコグリル398で調理1
ピコグリル398で調理2

ピコグリル398はスピット(串)を五徳として使うことができるので、焚き火の上で鉄板やクッカーなど使った調理が可能な焚き火台です。

さすがにダッチオーブンなど重たいクッカーを乗せるのは厳しいと思います。
 ※4-5Kg程度までとショップのサイトに記載がありました。

重たいクッカーを使いたい場合は、トライポッドを併用すると良いかもしれないですね。

また、スピット自体に肉やウインナー、野菜などの食材を刺して串焼きにすることができます。
 ※今のところ、自分は一度もやったことありませんが。。。

購入するときの注意点として、商品にスピットが付属されてるかの確認を忘れないようにしてください。

別でスピットだけ購入するのは面倒だったりします。

もしスピットを買い忘れたり、クッカーを乗せる五徳として使用するのが不安といった方にはピコグリル398ピッタリの五徳がありますので、コチラを購入しても良いかもしれません。

ピコグリル398にピッタリの五徳

応用編として、スピットを置くフレーム部分に網を置くと焚き火の上で肉を焼くこともできます。

おすすめは、ダイソーなどの100均で売っている「スタンド付き焼き網」です。

ピコグリル398との相性が抜群で、網に付いているスタンドが土台のフレームに引っかかり、調理中に網がズレなくなります。

火力が弱いなって思ったときは、網にスタンドが付いているから薪や炭の上に直接置くこともでき、火との距離が縮められるのも便利です。

ピコグリル398で調理3

スタンド付き焼き網」は専用の収納ケースに収まるサイズで、持ち運ぶときは一緒にスタッキングできます。

まるでピコグリル398のために作ったのではないかと思うほどシンデレラフィットする商品です。

ちなみに調理しているとき、スピットや網があっても横から薪が入れられるのもおすすめするポイントです。

おすすめポイント5:片付けとメンテナンスが手軽!

ピコグリル398の片付け

ピコグリル398は燃焼効率が良いので、焚き火を終えた後に燃え残る炭が少なく、片付けるときの後処理がとても楽です。

燃え残った炭を捨てるときですが、キャンプ場などに設置されている炭捨場まで火床のプレートを外して持って行けるのもポイントです。

さらにシンプルな構造だから使用後のお手入れが簡単なのも嬉しい特徴です。

収納する際、火床のプレートは焚き火をした面が内側に折りたたまれるので、多少汚れていてもそのまま付属の収納ケースに入れてしまって大丈夫です。

土台となるフレームの汚れが気になる場合は、ウェットティッシュなどで拭けばスス汚れも簡単に落とせます。

火床のプレートも焦げや汚れが気になったら、キッチンや風呂場など自宅に帰ってからタワシを使ってガシガシ洗えます
 ※キャンプ場によりですが、炊事場の流しで焚き火台や網を洗うことがNGなところが多いです。

キャンプの撤収で焚き火台の片付けって意外と時間が掛かるから、サクッと片付けられるのは助かりますね。

ピコグリル398をキャンプで使って気になった点4つ

ピコグリル398は軽量でコンパクト、調理でも使える優れた焚き火台です。

しかしながら、実際に10回ほどキャンプで使ってみて以下の気になった点が4つありました。

  1. 少人数向き
  2. 地面と火床が近い
  3. 火床のプレートが薄い
  4. 風に弱い

逆に軽量でコンパクトなピコグリル398だからこその欠点なのかもしれません。

それを知ったうえで、購入するか検討されることをおすすめします。

キャンプで使って気になった点1:少人数向き

ピコグリル398はコンパクトだからこそ、人数が多いキャンプには向きません

グループやファミリーキャンプなど大人が3人以上参加する場合、クッカーを使って調理したり暖を取る際に小さく感じてしまいます。

基本としてソロキャンプなど、少人数で使用するのに適した焚き火台です。

キャンプで使って気になった点2:地面と火床が近い

ピコグリル398は、火床のプレートから地面までの距離が近く、焚き火をしていると火床のプレートが高温になり、輻射熱で地面を焼いてしまう恐れがあります。

特に芝生など植生がある場合、ダメージが懸念されます。

あわせて、焚き火をしている際に火床のプレートにある空気を取り込むためのスリットから火種や灰が地面に落ちてしまうことがあります。

ピコグリル398のプレート

ピコグリル398には専用の灰受けがないので、その点も注意が必要になります。

そのため、地面への影響も考えてピコグリル398の下に灰受けも兼ねた『焚き火台シート』を敷いて焚き火を楽しんでいます。
 ※そもそも直火NGのキャンプ場では、焚き火台シートは必須と考える必要があります。

キャンプで使って気になった点3:火床のプレートが薄い

ピコグリル398ですが軽量でコンパクトな焚き火台を追求したため、ステンレス素材の火床プレートは厚みが0.3mmと非常に薄くなっています。

そのため、組み立てる際にプレートで手を切る恐れがあり、怪我防止のために素手ではなく手袋などをして扱うことをおすすめします。

また、何度か使用していると火床のプレートが歪んで変形してきます。

ピコグリル398は、火床となるプレートの切り欠きを土台のフレームに引っ掛けて組み立てる独自の構造が特徴です。

あまりにも歪みが酷く変形してしまうとプレートの切り欠きが土台のフレームに掛からなくなり、薪を載せたときにプレートが外れてしまうこともあります。

歪みが気になった場合、火床のプレートを逆に丸めて反りを戻したり、ハンマーで叩くなど購入当時のフラットな状態を保つために定期的なメンテナンスが必要です。

あまりに酷く歪んで変形してしまった場合は、交換用として火床のプレートだけでも購入できますので、その点は安心してください。

キャンプで使って気になった点4:風に弱い

ピコグリル398は、構造的に風防が全くありません。

特に風の強い日は、舞い上がった火の粉が飛び散り、テントやタープに穴を開けてしまう恐れがあります。

そのため、風の強さに応じてテントやタープと焚き火台の距離を考えながら使用する必要があります。

また、風が強くなると火力も安定しません。

単に焚き火の炎を見て楽しむだけなら良いのですが、暖を取ったり調理をする場合は風対策として風防が必要になります。

荷物を軽くしたい場合でしたら布製の風防がおすすめです。

ちなみに自分は、BUNDOK(バンドック) の焚き火リフレクターを使っています。

ピコグリル398と風防
BUNDOK(バンドック) 焚き火リフレクター

暖を取りたいのであれば、反射熱で暖房効果が高くなるステンレス製の大型ウィンドスクリーンをおすすめします。

冬場にCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) のステンレス製ウィンドスクリーンを使いましたが、少し離れていても反射熱で暖かさが十分に感じられました。

ピコグリル398とリフレクター
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ステンレス製 ウィンドスクリーン

ピコグリル398のまとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

以上がピコグリル398おすすめする5つのポイントと実際にキャンプで使って気になった4つの点になります。

  • 軽量でコンパクトな持ち運びがしやすい焚き火台が欲しい
  • 焚き火をしながら調理も楽しめる焚き火台が欲しい
  • 片付けが手軽でメンテナンスしやすくい焚き火台を探している

そんな要望を満たしてくれる魅力的な焚き火台ピコグリル398になります。

個人的に色々な焚き火台を購入して使ってますが、使用頻度が一番高い焚き火台はコンパクトで手軽に扱えるピコグリル398です。

ピコグリル398他の焚き火台では味わえない満足感があり、価格以上の価値をキャンプで体感できると思います。

Amazonや楽天などでもスピットが付属して正規価格(税込15,000円 ※2024年3月時点)で購入できるみたいです。

キャンプの満足度がさらに高まるアイテムなので、是非この機会に購入してみてはいかがでしょうか?

余談ですが

正規品は商品が手に入りづらかったこともあって価格が高騰していた時期があり、価格が安いピコグリルもどき(ピコグリル398の模造品:パチグリル)を購入して使っていた時期もありました。

ピコグリルもどき(ピコグリル398の模造品:パチグリル)も使いやすかったのですが、本物を持ちたい欲求もあって正規品のピコグリル398を購入した経緯があります。

やはり本物は良いですよね~♪

ピコグリル398を使ったキャンプの記事

実際にキャンプでピコグリル398を使っている様子は、以下の記事でもご確認いただけます。

≪この記事を書いた人≫

ご~にぃ
2019年から本格的にキャンプを始めたアラフィフのオッサンキャンパーです。
東京の東側在住で、主に関東近郊エリアのキャンプ場を中心に遊んでいます。
月一程度のペースでキャンプに出かけ、訪れたキャンプ場は50箇所以上になります。
メインはソロキャンプですが、息子や友人とのデュオキャンプも楽しんでいます。

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