3月になり少しずつですが、暖かくなってきました。
とはいえ、まだまだ朝晩は冷え込みますが、キャンプをするにはベストシーズンではないでしょうか。
個人的ですが、虫が少なくて蚊取り線香などの準備が不要で焚き火をしても暖かさを感じられる気温、寝るときにテントの中が熱くなっていないことが主な理由です。
久しぶりに自然の中でキャンプがしたくなり、今回のキャンプ場は東京都あきる野市の山奥にある大岳キャンプ場にしました。
さて、今回のテーマは息子とソログルキャンになります。
テントを2つ用意して別々に寝るのはもちろんのこと焚火台も別にして、それぞれで調理するのです。
それでは、大岳キャンプ場でのキャンプレビューです。
大岳キャンプ場
大岳キャンプ場は、東京都あきる野市にある大岳鍾乳洞に併設されたキャンプ場です。
秩父多摩甲斐国立公園内にあって周囲に家などなく、都内とは思えない自然豊かで静かなキャンプ場でした。
車でのアクセスは、自宅(東京の東側)から2時間半くらいで到着でき、比較的良いのではないでしょうか。
今回は中央道を使ったので、八王子インターチェンジから一般道へ降りて1時間くらいでした。
八王子インターチェンジから一般道へ降りると途中で圏央道のあきる野インターチェンジを通り過ぎます。
圏央道を利用した場合、あきる野インターチェンジから一般道に降りて40分くらいで到着できるみたいです。
あきる野インターチェンジから五日市街道をJR五日市線の武蔵五日市駅へ向かう道沿いはコンビニが多く、ドラッグストアもありました。
ちなみに今回は利用しませんでしたが、武蔵五日市駅の近くに「パーク ショッピング センター 舘谷店」があるようなので、現地で食材の買い出しもできるみたいです。
武蔵五日市駅を過ぎ、市街地を抜けてキャンプ場に近づくにつれ道が狭くなってくるので注意してください。
その後、神社の手前から林道に入って車で10分ほど登ります。
林道も道が狭いんですよね。。。(涙
林道を抜けると採石場になっていてトンネルがあります。
はじめて大岳キャンプ場を訪れた方は迷われるか、もしくは驚かれるかもしれません。
自分もはじめて訪れたとき、本当にココを通るのかと思ったくらいです(笑
このトンネルを抜けて少し進むとキャンプ場の受付に到着します。
大岳キャンプ場の受付は、大岳鍾乳洞に併設されているので一緒です。
大岳キャンプ場の紹介
大岳キャンプ場を利用するには事前の予約が必要となり、予約の受付は1ヶ月前からで電話のみです。
※木曜日が定休日(祝日の場合は休まず営業)なので、予約する際は注意してください。
当日のチェックインは12時~16時(季節により変更があるみたいなので予約時に要確認)でチェックアウトは10時までとなります。
撤収時間を考えると少し早起きする必要がありますね。
大岳キャンプ場は川沿いにあり、大岳鍾乳洞を挟んだ上流と下流にサイトが分かれています。
上流サイトと下流サイトは選べます(混雑具合により)が、どちらも区画がないフリーサイトです。
フリーサイトなのでテントを張る場所は早い者勝ちになり、なるべく早めにチェックインすることをオススメします。
混み合う時期など特にチェックインが遅れると良い場所が空いてないってこともありますので、お気を付けください。
サイト内に車の乗り入れは可能ですが上流サイトは山側、下流サイトは道路側に駐車する必要があります。
また、車中泊はNGとなっており、キャンピングカーも利用できません。
※寝台付き車両もNGとなっているため、ルーフテントもダメそうですね。。。
テントの貸し出しは行っていないので、うっかり忘れたなんてことがないよう、ご注意ください。
その他、禁止事項として花火(手持ち・打ち上げ共に)やペットの同伴もあります。
大岳キャンプ場で一番気を付けなければならない点として、薪や炭の持ち込みが禁止されています。
こちらですが、受付にある売店で購入すれば大丈夫です。
・薪:500円/束
・炭:1,000円(3kg/箱)
逆に直火がOKなキャンプ場なので、その点が魅力です!
石で炉を組み焚き火するのも雰囲気があって良いですよね。
大岳キャンプ場の設備
設備はシンプルで受付がある管理棟と炊事場(流し台)、トイレのみとなります。
シャワーやお風呂などの施設は場内にありません。
しかも炊事場以外、サイト内に外灯がないためランタンなどの光源は必須なので、忘れないようにしてください。
ゴミ捨て場や灰捨て場もないため、ゴミや使用済みの炭および灰などはすべて持ち帰りになります。
今回は、上流サイトを利用したのですが、炊事場(流し台)およびトイレはとても綺麗で清潔感がありました。
※下流サイトは確認しておりません(汗
炊事場(流し台)には洗剤やスポンジなどの備え付けはありません。
もしかしたら流し台の排水って川に流しているのかな~と思い、クッカーを洗う際に洗剤は使いませんでした。
流し台の水道は山の水を使っているようですが「こちらの水は沸かしてお飲みください」と書かれており、煮沸すれば飲めるみたいです。
トイレですが男女別々になっており、女性でも安心して使うことができますね。
男性用しか確認していませんが、個室のトイレは洋式でウォシュレットが付いているから嬉しい限りです♪
トイレの前にある手洗い場にも石鹸は置いてありません。(消毒液は置いてありました)
ちなみに下流サイトは、受付にあるトイレまで200メートルほど歩く必要があり、お子様連れやトイレが近い方は上流サイトをオススメします。
また、大岳キャンプ場は山の中にあるキャンプ場なので、携帯電話の電波が繋がりにくいように感じました。
受付がある管理棟付近および上流サイトの出入口付近で、無料のWi-Fが使えるみたいです。
キャンプ場でパソコンなどを使ってワーケーションをされたい方には厳しいかもしれません。
大岳キャンプ場でのアクティビティは併設されている大岳鍾乳洞も外せませんが、浅瀬の川沿いにあるキャンプ場なので、夏場は川遊びもできます。
上流サイトは川までの高さがあるため、岩場の坂を降りるのが下流サイトより大変なので、川遊びをメインにしたい場合、下流サイトを選ばれたほうが良いかもしれません。
あわせて、川遊びをするときはゴツゴツした岩が多いので、アクアシューズを持参することをオススメします。
最後に大岳キャンプ場はキャンプ用品のレンタルは行っていないようなので、忘れ物がないよう十分ご注意ください。
大岳キャンプ場の利用料金(1泊)※税込
・入場料:500円/人(乳幼児含む)
・テント設営費:1,500円/1張り
・タープ設営日:1,000円/1張り
・駐車場代:1,000円/台
今回は車で行き、息子と2人でタープなしのテント2張りだったので、合計5,000円でした!
ちなみに支払いはチェックイン時の前払いで、現金のみ(カード不可)となります。
大岳キャンプ場の所在地
所在地:東京都あきる野市養沢1587
公式サイト:大岳鍾乳洞 大岳キャンプ場
大岳キャンプ場での設営
今回、設営したのは上流サイトです。
大岳キャンプ場はフリーサイトなので、空いていれば好きな場所を選んで自由にテントやタープを張ることができます。
しかしながら、チェックインが13時ごろと少し遅くなってしまったため、空いていたのが炊事場へ渡る橋の近くだけでした。
特に土日は予約がいっぱいになるので、場所取りのために早めのチェックインが必要ですね。
でもテントが2張りできるスペースを確保できたので良かったです♪
幸いにも車が近くに止められたので荷物の積み降ろしも苦になりませんした。
大岳キャンプ場で設営したテントなど
今回はソログルキャンなので、息子のためにソロ用テントを購入しました。
購入したのは1万円を切る価格が魅力的なGOGlampingのソロドームテントです。
自立式で設営が難しくなさそうだったので、中学生の息子でも扱えるかなとコチラに決めました。
大岳キャンプ場は地面が非常に硬く、角張った石が地面に突き刺さっているキャンプ場なのでテントの下に敷くグランドシートが重要になります。
寝心地もさることながら、しっかりしたグランドシートを敷かないとテントの底に穴が開く恐れもあります。
そこでテントと一緒に購入したのが帆布のグランドシートになります。
さらなる地面対策として、息子のテント内にはCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)のキャンプマットと
AlpineDESIGN(アルパインデザイン)のインフレータブルマットを敷きました。
そしてペグを忘れてはいけません!
今日のためにUNIFLAME(ユニフレーム)のジュラパワーペグ200を購入してます。
大岳キャンプ場の硬い地面でも曲がることなく打ち込めました。
とにかく軽くて強度も問題ないので、オススメかもしれません!
自分のテント設営が終わった息子は早々にテントへ引きこもり、お菓子を食べながらスマホゲームを始めてしまいました(汗
さてさて自分のテントですが、いつも使っているBUNDOK(バンドック)のワンポールテントになります。
テント内にコットを入れるため、初の二股化にチャレンジしました。
真ん中のポールがなくなるだけでテント内の空間が広くなりますね!
虫が出る時期ではないので、インナーのメッシュは張りませんでした。
テントの設置が完了したら椅子やテーブルを置いてレイアウトを整えます。
チェア:
DOD(ディーオーディー) スゴイッス
テーブル:
Mt.SUMI(マウントスミ)焚き火サイドタフテーブル
なんとなく形になってきました。
大岳キャンプ場で忘れてはいけないのが、サイト内に外灯がないことです。
さすがに焚き火の明かりだけでは暗いので、夜を迎えるにあたりランタンなどの光源を準備しました。
LEDライトも持ってきましたが、雰囲気を出すためにUCO(ユーコ)のキャンドルランタンを出してみます。
専用のリフレクターを付けると光が集まって、明るさが増します。
ちなみにコチラですが、専用のキャンドルを使うのではなく、オイルランプ化しています。
まだ18時ですが、日が暮れるとこんな感じになりました。
日が落ちるにつれ段々と冷え込み、焚き火の暖かさがありがたく感じます。
3月の東京とはいえ、山の中なので予想以上に寒くなり、念のために真冬用の寝袋を持ってきて正解でした!
大岳キャンプ場でのキャンプ飯
設営も一段落して、薪割りも終わったので、そろそろ飯にします。
まずは最近のキャンプで定番になりつつある刺し身からキャンプ飯のスタートです。
まずは、こいつをアテにビールを飲み始めます。
ビースを飲みつつ火を起こして、焚き火台でアワビを焼いていきます。
ちなみに息子は貝類が苦手なので、酒のアテとして独占ですね~♪
しかしながら、山のキャンプで海鮮って最高です!
アワビを焼き終わり、その流れで牛タン、焼き鳥へとシフトしていきます。
この辺りから息子も参戦し、自分の焚火台で焼きながら食べ始めました。
飯が美味いと酒が進む!
そんな訳で焼き鳥を食べ終わった頃には、持っていったビール(350ml×6本)が完売となり、snow peak(スノーピーク)のチタンシングルマグ(450ml)でハイボールを飲み始めます。
さらに焼き物は肉が続き、鶏の手羽元から牛フィレでフィニッシュです!
さすがの息子も途中でお腹がいっぱいになり、牛フィレまでは辿り着けませんでした。
肉の量もさることながら、それに比例して酒の量も多くなってしまいます。
自分が痩せない原因は、きっとコレでしょうね・・・(^^;
ちなみに翌日の朝食ですが、二人とも寝坊してしまって食べる時間がなかったため、キャンプの帰り途中にあったガストに寄ったのは、ココだけのお話です(笑
大岳キャンプ場で使ったクッカー類
大岳キャンプ場で使った焚火台は3つです。
息子用にピコグリル398と自分用でWolf & Grizzly(ウルフアンドグリズリー) のファイヤーセーフを持ってきました。
そしてファイヤーセーフで調理をするため、キャンピングムーンのグリル用ゴトクとゴトク用マルチ鉄脚も用意してます。
ちなみにピコグリル398について興味がある方は、以下の記事にキャンプで使った感想など書いてますので、ご確認ください。
残る1台は、今回が初卸となるBushcraft EssentialsのブッシュボックスXLです。
購入していつまでも使っていなかったので、今回のキャンプで火入れをしようと思い持ってきました。
コンパクトながら薪がよく燃えます!
しかしながら難点として、大きな薪が入れられないため、薪を小割りにして事前に準備する必要があり、薪の継ぎ足し頻度も多くなります。
その他は、食器代わりのEPI(イーピーアイ) のアルミ食器と肉を焼くために戦闘鉄板を持っていきました。
EPI(イーピーアイ) アルミ6点食器セット
Phoenixrise(フェニックスライズ) 戦闘鉄板
あとはハイボールを飲んだときに使ったsnow peak(スノーピーク)のチタンシングルマグ(450ml)くらいで荷物は少なめにしてます。
大岳キャンプ場のまとめ
大岳キャンプ場は、本当に自然豊かで都内にいる感覚がありませんした。
キャンプ場の横にある道もほとんど車が通らないため、とても静かで川の流れる音だけが心地よく聞こえてきます。
夜になると辺りにほとんど光がないので、とても綺麗な星空を眺めることができます。
高速を降りてからの移動距離が長い点を除けば、直火もできて最高のキャンプ場ではないでしょうか!
ちなみに今回は立ち寄りませんでしたが、大岳キャンプ場からJR武蔵五日市駅に向かう途中(車で20分くらい)に瀬音の湯という温泉施設があるみたいです。
内風呂は源泉かけ流しで、露天風呂は目の前に緑豊かな自然が広がっているらしく、キャンプ後の汗を流すのに良さそうですね。
機会があれば次回、立ち寄ってみたいと思います。
大岳キャンプ場ですが、2020年9月に息子と二人で利用したことがあるキャンプ場です。
その日は、雨が日暮れごろから降り出したのですが、あまり気にせず22時頃にテントで就寝しました。
その後、時間が進むに連れて雨がどんどん強くなり、凄まじい雨と川の流れる音で夜中に目が覚めるほどです。
そのタイミングでキャンプ場の管理人さんが来て「緊急避難宣言」が出たとのこと、急いで大雨の中を車で避難しました。
麓にある武蔵五日市の警察署まで車で移動して、車の中で一夜を明かした経験があります。
そんな訳で今回は天候にも恵まれ、リベンジできて良かったです!